Interview Vol.06
時が経つほど味わいと愛着が増す真鍮のように。
家を建てることになったきっかけ。
子供が小学校に上がる前に家を持ちたいと考えていて、土地探し、工務店選びもいろんな視点で考えていました。ホームページを見て心惹かれたのが川西工務店。色使いとか質感、雰囲気など、ここなら自分たちらしい家ができるんじゃないかな?とワクワクしました。実際にお話しするうちに、性能とかアフターメンテナンスの大切さも知り、川西工務店なら家づくりの過程はもちろん、住んでからも安心してお任せできると感じました。
こだわりを反映したプランニング。
思い描いたのは、家族がつながる平屋の住まい。ロの字のコートハウスは思いがけない提案でしたが、交通量が多い場所、プライバシーが保てるという説明とプランを見てロの字のコートハウスを選択しました。すべての部屋から見える中庭は開放感があり、屋内から続くアウトドアリビングとしても使えます。中庭から取り込まれた光と風は住まいを心地よく回遊し、子供達も家の中をぐるぐる追いかけっこ。そんな楽しそうな姿を見ると、このプランにして良かったなと思います。私が特にこだわったのは、大好きなグレーの使い方。キッチンや洗面室のタイルはニュアンスの違うグレーを選んで、子供室の扉もグレーに塗装。外壁も最初からグレーにすると決めていましたが、同じ色でも北側と南側では見え方が違うし、季節や時間帯によって濃淡に差が出るのでかなり悩みました。外壁工事に取りかかる時期まで考え抜いて、最終的に濃いめのグレーを選びました。真鍮については、無垢の木のキッチンや背面収納、トイレで使用する金物はシンプルな真鍮取っ手を合わせました。玄関のマリンランプは何ヵ月もオーダー待ちしたので取りつけてくれた時はうれしかった!ほかにもダイニングの木製ペンダントやトイレの陶器製照明はかなり早い段階で購入していたのですが、そのイメージに合う空間デザインを出してもらった時も心が躍りました。
印象的な打ち合わせ。
すごいと思ったのは、予算が膨らまないこと。当初の見積もりからオーバーしてしまう話はよく聞きますが、川西工務店は必要な取捨選択を筋道立てて理解させてくれるので、コストと使い勝手のバランスを取りながら住まいづくりを進めることができました。お金の部分は家を建てた後の生活にも関わってくるので、予算が膨らまないのはとても大切なことだと思います。さらに、好みのテイストが似ていたことも、楽しく家づくりができたポイントです。他社だとセンスが合うかどうか不安でしたが、最初からストライクな提案でなんでも「そうそう!」って共感できました。
実際に住んでみて。
部屋と部屋の温度差が少なく、断熱と気密が高いことを実感しています。室内が静かなことにも驚きました。家の外で大きな音の町内放送が流れますが、それがあまり気にならない(笑)22帖のLDKはエアコン1台で十分だし、窓を開けるととても風通しがいいので、一年を通して心地よく過ごせます。そして、物が多い我が家で活躍しているのが5.7帖のファミリークローゼット。衣類やバッグなどの収納はもちろん、この場所で着替えも。セパレート玄関へとつながっているので、外出の準備をしてそのまま出かけられるのも便利です。
私たちのお気に入りの場所や時間。
主人は仕事から帰ってきて、中庭越しに子供達の姿が見えた時にホッとするそうで、毎日の「ただいま」に幸せを感じるようです。もちろん、趣味やDIYが楽しめる自分だけのホビールームもお気に入り。私は夕食後に主人が淹れてくれてくれるコーヒーを飲みながら、ゆったりする時間が好きです。あと、リビングに雛人形を飾る棚を作ってもらったので、雛祭りやクリスマスなど、季節ごとの飾りつけをするのが楽しみになりました。家族の大切な思い出として子供達の記憶に残るといいですね。自然素材をたっぷり使った空間はどの時間や季節も心地よくて、慌ただしい日常の中でも、庭の木々の様子が目に入ったり、美しい光が差し込んできたり、ふと足が止まるような瞬間に出会えるのもこの家の魅力だと思います。
これから家を建てる人へのメッセージ。
「一緒に作業する」ことを大切にしているのが川西工務店の家づくりの魅力です。子供室の扉を塗装させてもらったり、漆喰壁に家族の手形を残したり…。夏の暑い日に床のワックスがけをした時は大変でしたが、実際やってみることで自分たちでもメンテナンスできることが分かりました。また、キッチンや植栽を選ぶ時、一緒について来てくれたのもありがたかったです。分からないことだらけの家づくりでこれほど頼もしいものはありません。川西工務店は家族の想いやライフスタイル、周辺環境などをまるごと受け入れ、心の通った提案をしてくれるので、自分たちの想いをしっかり伝えれば、きっと夢をカタチにしてくれるはずです。