• 2023.01.20 update

    お庭と家を一緒に提案する理由

    #役に立つはなし #庭・エクステリア 

    弊社の新築は「お庭とセット」でいつもご提案しています。間取りを考えている段階で、お庭があって植物をこのあたりに植えて、この窓から植物が見えて・・というようなイメージで入れていきます。

    お庭というのは生活の中で困るものでもないため、予算を十分に出せない場所でもあります。水やりだったり、お世話をしないといけなかったりと、結構厄介なものなのです。

    だけどそれ以上に、自然の美しさは人の暮らしを豊かにしてくれると感じるのでぜひお薦めしたいのです。

    植物に癒される日々

    住む前にはわからない感覚なのですが、住んでみると植物には癒される毎日で、生活には欠かせない物になっています。

    家の中に観葉植物などを置かれるかたも多くいらっしゃいますが、やはり、外に植えなくても身近に癒しを感じられる植物は生活に潤いをもたらしてくれるのだと思います。

    言葉もしゃべれない植物に子供のように話かけてみたり、水やりのペースが悪いと申し訳ない気持ちにもなってしまいます。

    お庭はまだまだ勉強中なため、植物に関してはお庭屋さんと打合せしていく中で、常に勉強させてもらっています

    事務所のお庭もリニューアルします

    普通だとこのあたりに常緑樹を植えて、中低木とグランドカバーをしましょうみたいな感じなのですが、家の外観を考えるときと同じで、どこからよくみられるのか?を色んな角度から見ていくのです。あと、重要になってくるのが、方角にあわせた植物のセレクト。西日が強いため、西日に耐えられるものを選ぶのは必須です。あとは、木々の大きさだったり、常緑樹か落葉樹か。室内から見える景色だったり。室外機の位置の確認や、できるだけ目立たないようする工夫だったり。

    小さな庭でもお庭屋さん任せにせず、どんなイメージなのかを共有しながら決めていきます。

    真剣に色々考えると、お庭もなかなか奥深いです

    お庭というのは、完成後ではなく、何年もかけて作っていくもの

    植物というのは植えて完成ではないのです。水やりや日の当たり方、色々想定して考えて植えても思ったより、成長が遅かったり、早かったり。植えた時にはまだ咲かない花や実などができたり。とにかく、季節によって表情をかえてくれるのです。

    お庭づくりは背景が大事?

    新緑豊かなお庭の時期に撮影したものです。

    こちらは冬の時期に撮影したものです。緑も少なく、寂しい感じに見えます。ただ、漆喰の壁だったり、木の鎧貼りの外壁が背景となり、植物がなくても寂しくなく、なんだか上質な空間にみえるのです。

    このようにお庭をよりよく見せてくれるため、間取りの段階から考えておくことでトータルで素敵なお家に仕上がっていくのです。

    庭造りで大事なことは

    広い庭がいいのではなく、その庭で何をしたいのか、どのようにみせたいのかを手入れなども含めて提案することです。最初は庭に関して消極的だった方も、新築後に伺うと、皆さんとてもきれいに手入れをしてくれていてびっくりします。

    実際、施主である私たちも、家をする前は土いじりもあまりすることなく、観葉植物ですらからしてしまう性格でしたが、引っ越し後は定期的に掃除やメンテナンスをするようになりました。

    自然の豊かさは私たちの暮らし方に変化をもたらし、豊かにしてくれます。

    植物のある暮らしいいですよ!

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