• 2026.08.06 update

    キッチンの床はタイル?それとも無垢の板張り?

    #K HOUSE #新築 #役に立つはなし #素材 

    私たちが「暮らし方」で選ぶ理由

    家づくりの打ち合わせで、よくいただくご質問があります。
    「キッチンの床はタイルと無垢、どちらがおすすめですか?」
    SNSではタイルのキッチンを見かける機会も増え、おしゃれだからと気になる方も多いようです。
    でも、私たちは見た目だけでおすすめすることはありません。
    大切なのは、その素材がこれから何十年と続く暮らしに合っているかです。

    タイルの床が向いている暮らし

    タイルは、水や油汚れに強く、お手入れがしやすい素材です。
    揚げ物やお菓子づくりなど、毎日しっかり料理をされるご家庭では、水や油が飛び散っても気兼ねなく拭き取れる安心感があります。
    また、傷が付きにくく、重い家電や家具にも強いのも魅力です。ただし、冬は足元が冷たく感じやすく、食器を落とすと割れやすいという面もあります。

    無垢の床が向いている暮らし

    無垢の床は、長時間立っていても足への負担が少なく、冬でも冷たさを感じにくいのが魅力です。
    リビングからキッチンまで同じ床材でつながることで、空間全体が広く感じられ、木のぬくもりに包まれた落ち着いた雰囲気になります。
    もちろん、水を長時間放置するとシミになることもありますが、日々のお手入れをしていれば、時間とともに味わいとして育っていくのも無垢材ならではです。

    私たちの自邸ではタイル選びました

    私たちの自邸は、キッチン床にタイルを採用した初めての住まいです。
    理由は、自分がまずやってみたかったことでもあり、お客様におすすめする前に、自分たちで実際に暮らしてみたかったからです。
    施工方法や性能には自信があっても、「毎日使うとどう感じるのか」「掃除は本当にラクなのか」「季節によって足触りはどう変わるのか」といったことは、暮らしてみなければ分かりません。
    自邸は、私たち家族が暮らす家であるからこそ、自分たちが納得したものを、自信を持ってお伝えしたいと考えています。

    暮らしてわかったタイルの感想

    キッチンにタイルを採用してみて、一番感じたのは掃除のしやすさです。料理をする頻度が多いので、水や油が飛んでも気兼ねなく拭けるので、毎日の家事が少しラクになりました。

    もう一つ驚いたのは、冬でもタイルが思っていたほど冷たく感じなかったことです。裸足での生活が多いため、無垢材の床と比較すると、冬の朝は若干冷たさを感じます。冷たいという感覚ではなく、あくまでも無垢床の延長にタイルがあるので、どうしても冷たく感じてはしまいますが、靴下をはいたり、冬はキッチンマットなどを敷けば気にならなくなります。逆に夏はさらっとしていて気持ちいいなと思いました。

    「タイルは冷たい」というイメージを持たれる多くの原因は、床の表面温度が室内の温度より極端に低くなってしまう住まいでは、足裏から熱が奪われやすいためです。

    一方で、川西工務店の造る高断熱・高気密の住まいは、室内の温度だけでなく床の表面温度も室温に近い状態を保ちやすいため、タイルでもヒヤッと感じる場面はほとんどありませんでした。

    正解は「素材」ではなく「暮らし方」

    タイルにも、無垢にも、それぞれ良さがあります。
    だから私たちは、「人気だから」「流行っているから」という理由ではおすすめしません。

    どんな料理をするのか。
    どんな家事動線が合うのか。
    素足で過ごしたいのか。
    掃除のしやすさを優先したいのか。

    そんな暮らしのお話を伺いながら、一緒に考えていきます。
    性能やデザインも大切ですが、毎日立つ場所だからこそ、暮らしに合った選択が、何年先も「この床にしてよかった」と思える家につながると、私たちは考えています。

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