• 2023.02.18 update

    住宅ではどのくらいエネルギーを消費しているのだろう

    #K HOUSE #役に立つはなし #エコ 

    私たちは、住宅に居るときも居ないときも何かしらのエネルギーを消費しています。

    電気代がかかりすぎたといって皆さんが節約されることの主な内容は、エアコンを切ったり、設定温度を低めにしてみたり、電気を消したり、コンセントの入り切りだったり、様々な工夫で節電をしていると思いますがそれらは一般的な節約方法です。家庭における消費エネルギーは下のグラフをみてもわかるように、時代の変化と共に性能の向上などでエコな商品も増えてはいますが、割合としては大きく変化していないのです。

    1位給湯28.8% 2位暖房24.7%が主なもので全体の53.5%と半数以上を占めているのです。

    逆に、冷房は2.7%と低いのも驚きです。

    出典:日本エネルギー経済研究所「エネルギー液剤統計要賢」資源エネルギー「総合エネルギー統計」

    総務省「住民基本台帳」を基に作成

    ということは、「暖房負荷の少ない家」「給湯の使い方を工夫する」ということがこれからの家づくりには重要になってきます。さらに、「太陽光発電」を使ってさらにお得な使い方をお伝えしたいと思います。

    太陽光とエコキュートを併用することでお得になる

    今回は消費電力1位のエコキュートを太陽光発電を使って光熱費をおさえる方法をお伝えします。この方法は、実際に自邸で行っているものですので、是非参考にしてもらえると嬉しいです。

    昨年12月に9.94Kの太陽光を設置しました。南向きの発電しやすいところに設置しています。決して太陽設置に肯定的な意見ではなかったのですが、あまりの光熱費の高騰に太陽光発電は必要だと考え設置しました。

    四国の温暖な地域で、郊外の為日当たりもよく、天気のいい日はよく発電してくれます。最高で9.94kですが、冬でも外気温が一桁の時でもムラはありますが、8kほど発電するときもあります。案外、冬でも発電するのには驚きました。発電量は寒い地域と比べても有利だと考えます。これから、暖かくなることで期待したいと思います。

    光熱費を抑えることができる

    通常であれば、夜間電力の方がお得とされているので、給湯を沸かす際に夜間電力を使うのですが、太陽光があると、昼間の太陽光発電している電力を使って給湯を沸かすことできます。食洗機を使用しているのであれば、昼間に回すことで、光熱費の削減することが可能になります。

    売電期間中は貯蓄にまわすことができる

    売電で得た利益は貯蓄に回すことできる。光熱費をを削減できながら、収入を得られるメリットがある。

    自家消費が有利

    今後、太陽光の買取期間が終了し、売電価格が下落した場合でも太陽光で発電した電気を売るよりも自家消費した方が有利になってきます。電力の市場価格は年々下がっているため、あまった電力を売電しても特とならなくなります。エコキュートを併用することで、電力を無駄にせず活用できるのです。

    地球環境にやさしい

    上記の数字は、自邸の2023年1月分だけの環境貢献度の数字になります。

    たった一家族だけどこんなにエコに繋がるのにはびっくりしました。

    高気密高断熱住宅だとさらにお得に暮らせる

    エアコンの使い方でいいますと、昼間の太陽光の発電時にエアコンをつけて、室内を暖めておくと、高性能住宅であれば急激に室内温度が低くなることがないので、夜エアコンをつけることも最小限に抑えることが出来るので、光熱費を抑えることが出来ます。夕方は調理熱源や家族発熱量は一人約100Wとされています。その発熱量で室内を暖めることが出来るので、エアコンを最小限のエネルギーで使うことにより、エコに繋がります。

    地震の際にも太陽光発電を使うことができる

    オール電化は地震の際にライフラインがとまると不利とされていますが、晴れていれば太陽光発電を利用することができます。

    自治体によっては補助金を活用できる

    悩んでいるようでしたら、自分の住んでいる自治体で補助金があるかしらべてみるのもいいですね。

    メリットもあればデメリットも理解しよう!

    太陽光とエコキュートの併用はいいことだらけではありますが、デメリットもいくつかあります。

    購入金額が高額になる

    エコキュートのサイズにもよりますが本体が30万以上はかかります。半導体不足の影響で、金額も上がってきているます。太陽設置も100万円以上と高額である。

    設置場所が限られることも

    エコキュートの本体はヒートポンプユニットと貯湯ユニットの2つを設置する必要があり、土地の大きさやエリアによっては設置が困難な場合もある。

    太陽光発電の発電量が期待できない

    都会であれば、近隣に高い建物があったり、南向きに屋根を傾けることができないと、思ったより発電しない場合も考えられる。地域によっても差が出る。西日本と東北・北海道では日射取得時間が違うので発電量も違ってくる。

    今回は、自分が施主としてお得に使えていて、光熱費を削減でき、エコに繋がっているなと思ったので、おすすめしました。何事もメリットデメリットがありますので、総合的に判断してもらえたらうれしいです。


    合わせて過去の給湯(エコキュート)の投稿もご覧ください。
    こちらは太陽光がなくても、エコキュートの使い方で光熱費を抑える使い方を投稿しています。

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