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2025.01.15 update
子供室のクローゼットは建具をなくしました
#新築 #造作家具(収納) #デザイン #役に立つはなし住宅にあるクローゼットや収納には引き戸や折れ戸などの扉が付いていますが、扉をつけないという選択肢もあります。今回は、建具をつけないことでどんなメリットがあるかご紹介します。
その前に、クローゼットの中について説明します。
子供の学年が大きく、造りこんだクローゼットのケース
まず、造作家具の収納の使い方について説明します。
下段は引出収納。上部はハンガーバーを設置し、服をかけれるようにしています。少し高めのハンガーも手が届くので、上に設けています。小さい棚はフリースペースで好きなように使えるように考えました。どちらも稼働棚になっているので、高さ調整は可能だし、棚板を足すことも可能です。学年も大きくある程度、使い勝手のイメージが湧いているので、収納ケースのサイズを予め決めて、寸法通りに造りこんでいます。造りこんでいるので、費用面でもアップしてしまいます。
まだお子様が小さく、一人で子供部屋として使用しないケース
こちらのケースは、、まだお子様が一人で子供部屋を使用するには先であるため、造りこむことなく、稼働レールをつけて、稼働棚にし、フレキシブルに使えるようにしています。子供の学年や、使い方によって、将来棚板を増やしたり、収納ケースを増やしり、カスタマイズしやすいようにしています。
クローゼットの中はこのような感じで使用していくとイメージがわかったところで、
ではなぜ、クローゼットに扉をつけないのでしょうか?
理由はいくつか考えられますが、
1.コスト削減
クローゼットの建具を設けないことで、建材や施工費用が節約できます。これにより、予算を他の部分に充てることができ、全体的なコスト面からみても、子供部屋は最小限の費用に抑える傾向にあります。
2. 開放感のあるデザイン
建具がないことで、クローゼットの内部が常に見える状態となり、部屋全体に開放感を与えます。特に、小さな部屋では圧迫感が減り、空間が広く感じられる効果があります。
3. 使い勝手の向上
建具がないことで、クローゼット内の物を取り出す際に扉を開閉する手間が省け、スムーズにアクセスできます。特に、頻繁に使う物を収納する場合には便利です。
4. 視覚的な整理整頓
クローゼットの中身が常に見えるため、デメリットにもなりやすいのですが、整理整頓を意識するようになります。自然と片付けの習慣が身につきやすくなり、整った空間を保つ助けとなります。
5. デザインの自由度
建具がないことで、クローゼットの内部を好みに応じてカスタマイズしやすくなります。
6.収納量を最大限に生かすことが出来る
折れ戸だと、折り返し部分がデットスペースになり、中のものが出しずらいということも考えられます。また、引き出しの場合も、引きしろを考えて収納ケース考えないといけませんが、幅を最大限に使用することで収納量を確保することが出来ます。
7. 掃除がしやすい
クローゼットの中に埃が溜まりにくくなり、掃除がしやすくなります。特に、建具の隙間に埃が溜まることがないため、クリーンな状態を保ちやすくなります。また、湿気がこもりにくいのもいいですね。
デメリットは?
使用頻度が低い物にはホコリが溜まりやすかったり、窓の位置によっては衣類が日焼けすることもかんがえられますが、衣類用のカバーをつけたり、窓の位置を最初から考えることで回避できるので、それ以上にメリットを感じられています。
ライフスタイルに合わせて考える
クローゼットに建具を設けないことには、コスト削減や開放感のあるデザイン、使い勝手の向上など多くのメリットがあります。どうしてもすっきり見せたい方は建具があった方がいいかもしれないですし、自分のライフスタイルや収納ニーズに合わせて、最適な収納方法を選ぶことが重要です。
もし隠したいと思った時は、カーテンやロールスクリーンを設置するというのもありですが、最初に建具がないことになれているとわりと面倒に感じるかもしれませんね。今のところ、施工事例としても増やしたという要望はありません。
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