• 2025.08.19 update

    引き戸と開き戸、大工工事でどう違う?(現場レポート)

    #新築 #造作家具(収納) #デザイン #構造 

    新築やリフォームで「引き戸にしようか、開き戸にしようか…」と悩まれる方は多いです。
    使い勝手やデザインも大切ですが、実は大工さんの工事内容にも違いがあるんです。

    今回は、引き戸と開き戸、それぞれの大工工事の特徴や違いについてお話します。

    開き戸(ドアタイプ)の工事

    開き戸は、もっとも一般的なドアの形です。蝶番(ちょうつがい)で開閉します。

    【大工工事のポイント】

    • ドア枠を設置するために、壁の開口(穴)をあらかじめ設けておきます。
    • ドアの吊り元(開く方向)を事前に決める必要があります。
    • 床に段差や見切り材が必要なことも

    比較的シンプルで、工期も短めです。

    引き戸(スライドタイプ)の工事

    引き戸は、横にスライドする扉。最近は省スペースで人気があります。

    矢印の方向に建具を引き込み開閉します。

    こちらは施工の様子です。

    【大工工事のポイント】

    • 実際の現場の様子です。引き込み部分(赤く囲った壁の中に戸が入るスペース)をつくる必要があります。これを建具の数だけ大工さんが造る必要があります。
       → 壁の厚みや中の構造材に配慮が必要!
    • またはアウトセットタイプ(壁の外をスライド)もあり、その場合は壁の下地補強が重要。
    • 上吊り式の場合は天井下地や梁の強度チェックも必要です。

    一言に引き戸といっても間取りによって現場での工事が異なるため、工事は開き戸より手間がかかってしまいます。

    引き戸も開き戸も、それぞれの良さがあります。
    ただし、建物の構造や間取りによって「設置できる・できない」や「大工さんの工事が複雑になる」というポイントがあるため、設計段階からしっかり計画しておくことが大切です。

    家づくりは、使いやすさだけでなく「どうやって造るか」も考えていくと、もっと興味深くなりますよ。

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