• 2023.09.18 update

    窓の役目

    #新築 #デザイン #役に立つはなし #断熱 #構造 

    家づくりの中で間取りを考える際に、具体的な間取りをこだわる人が多い中、窓へのこだわりがいる方は多くありません。一般的に窓の役目というと「採光」と「通風」がパッと浮かぶと思い当たると思いますが、実はほかにも窓をこだわることでもっと素敵な暮らしになるのです。

    |採光

    窓を沢山取り入れることや、大きな窓をを採用することにより室内が明るくなります。

    |通風

    窓の配置を対角に入れることで季節がいい時など、風が抜けるのがいいところです。この通風というのはエアコンのない時代に通風することで風が抜けるので、気持ちがいいされていて、昔ながらのアイデアが今も残っているのです。

    南の窓から日射取得

    |換気をするのは窓だけではない

    コロナ感染症が蔓延したことにより、換気の必要性が取りだたされました。窓を開けても、全体の換気ができるわけではないのです。新築では24時間換気扇が義務化されています。窓を開けるとなんだか換気されているような気がするのですが、実は計画的に行われている換気の方がはるかに効果を発揮してくれます。

    |断熱に影響する

    あまり多くの窓や大きな窓をつけると、断熱性能が悪くなるといわれています。暑い寒いの多くは窓から入るとされているからです。南に大きな窓を取り入れることで、冬は日射取得をし室内を暖かくしてくれます。夏は日射遮蔽することで熱を入れないようにし、室内を快適に保つように工夫することが大事です。

    |耐震性にも影響する

    多くの窓を取りすぎると、耐震性にも大きく影響します。しかし、構造計算することにより、適切な窓の位置や数を配置し耐震性を担保します。間取りによっては希望の場所に取れないこともあります。

    |外観のデザインに関係する

    色んなサイズや高さ違いの窓を採用しすぎると、外観のデザインがなんだかカッコ悪くなります。窓のラインが揃っているとすっきりとした素敵な外観になります。

    窓の高さや大きさを考えて配置。もちろん使い勝手も考慮しています。

    |内と外をつなぐ

    室内から窓をのぞくと外の景色が見えます。外で遊ぶ子供だったり、庭いじりをする家族だったり、植物を眺めたり。きれいや山々だったり、太陽や夕焼け。その土地、その窓でしか見れない景色があり、そこに住んでいるからこそわかる楽しみでもあります。

    大きな掃き出し窓から出入りをし中と外をつなげてくれます。

    このように窓には色々な役割があります。

    なんとなくつけている窓ではなく、一つ一つの意味を考えることで、住んでからの心地よさや性能、使い勝手などが変わってくると思いますので、窓にこだわることで素敵な暮らしを実現しませんか。

ジャーナル一覧へ戻る

Archives

Archives

Scroll