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2024.12.20 update
造作家具の秘密
#新築 #造作家具(収納) #デザイン #役に立つはなし家づくりを経験したことがあれば一度は聞いたことがある「造作家具」。
川西工務店では、造作家具にも力を入れています。基本的には家具屋さんなどには依頼せず、なるべく大工造作で仕上げるようにしています。費用面、施工面、仕様変更なども素早く対応しやすい点もふまえて、「大工の造作家具」が得意です。
下記の写真は弊社の造作家具です!
カウンターや本棚などは弊社オリジナルの造作家具です 造作家具というのは既製品ではない、自分の家に合わせた家具のことをいいます。
いわゆる「オーダーメイド」です。コスト面はアップしてしまいますが、使いやすい高さや幅、奥行きなどで制作が可能で、間取りに合わせて造ることが出来ます。また、扉をつけたり、つけなかったり、鉄製や真鍮の取っ手をつけたり、自分の好きなようにカスタマイズできたり、空間を統一することができるのも魅力の一つです。
造作の洗面カウンターと収納。ミラー両サイドの収納も造作でピッタリ。 メリットが多いように思われますが、
実は造作家具の設置を積極的にできないハウスメーカーも存在します。
実際、お客様の友人の方のお話しで「造作家具」を断られたり、施主支給で自分で設置してくださいと言われたり、標準仕様でないため、標準仕様の材料費+追加で造作家具の費用など、たかが造作家具ですが、簡単にはつけてくれないようです。
棚板の取付や金物の取り付け ハウスメーカーが顧客から造作家具の要望を受けても、対応しないにはいくつか理由があります。
1. コストと時間の問題
造作家具は一つひとつがカスタムメイドであるため、製作の時間とコストがかかります。ハウスメーカーは効率的に住宅を提供するために標準化されたプロセスを持っており、カスタムメイドの家具を作ることはその効率を損なう可能性があります。
2. 専門知識と技の重要性
造作家具の製作には特別な技術と知識が必要です。ハウスメーカーは建物の設計と施工に特化しているため、家具製作に関する専門知識や技術を持っていないことが多く、提案自体も難しいとされています。
3. 個別の対応が難しい
ハウスメーカーは多くのプロジェクトを並行して進めていることが多く、全ての顧客の個別のニーズに対応するためのリソースが限られています。造作家具の製作はそのリソースを大きく消費するため、対応が難しいことがあります。
4. 責任と保証
造作家具は建物の一部とみなされることが多く、問題が発生した場合の責任がハウスメーカーに及ぶことがあります。家具の品質や設置後のメンテナンスに関するリスクを避けるために、標準的な家具の提供に留めることが一般的です。
5. 経済的な理由
ハウスメーカーは、標準化されたプロセスを使うことでコストを抑え、効率的に住宅を提供することをビジネスモデルとしています。造作家具の製作はこのビジネスモデルに適合しないため、コスト増加や納期の遅延などのリスクを避けるために、対応しないことがあります。全国規模の会社も多く、どこにいても同じ品質のものを提供する必要があるからです。
このように、施工会社によっては、造作家具の要望に応えられないこともありますので、住宅を建てる上での一つの知識として参考にしてもらえたらうれしいです。どんな造作家具があるかわからない場合は、気になる会社のモデルハウスや完成見学会の際に確認してみることをおすすめします。
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