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2023.01.31 update
電気代高騰は、燃料調整費が原因です
#役に立つはなし #断熱 #健康 #エコ電気代の高騰は止められないですね。多くの家庭で電気代の高騰、とくに2023年1月の請求額に驚いた人も多く、ニュースやSNSでもかなり注目されています。
明細はあまり細かくは見ないのですが、2023年1月分の明細については金額が想像以上に値上がりしていたので投稿したいと思います。
高騰には様々な理由があります
ロシアのウクライナ侵攻や資源の奪い合い。いまだに影響を残す円安。そして多くの原発がいまも停止中となっていること。エネルギー自給率が低く、輸入に頼るしかないこと。わが国だけの問題だけでなく、世界情勢が大きく関係し、その影響で値上がりしているのです。
その中でも、今回特に値上がりしていたのが「燃料調整費」です。
燃料調整費を知っていますか?
燃料費調整制度とは、
事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、平成8年1月に導入されたものです。
どのようにして決定されているかは四国電力ホームページをご参考下さい
https://www.yonden.co.jp/customer/price/fuel_adjustments.html下記の電気料金は自邸の昨年と今年を比較しています。
特に電気料の明細書にある燃料費等調整額から見えてきたことについてお伝えしたいと思います。
2世帯の平屋で、合わせて57.7坪 6人家族です。
2世帯分の合計金額(12/17~1/18の期間分)
エコキュート・エアコン・IH・洗濯機・テレビ他の家電など全て2台使用しての数字になります。
オール電化。
※2022年12月末から太陽光を設置したので、一部2023年1月分は自家消費で電気料金をまかなっています。
2022年1月 2023年1月 使用量 1285kwh 987kwh(約23%減) 金額 35440円 38449円(約8%増) 燃料調整費単価 1.16円 11.6円(10倍) このことから、
- 使用量は前年の同月と比べて減っている。それは、太陽光発電により、自家消費があるため、使用量は減っている。
- 使用量は2023年1月の方が少ないのに、2022年1月の方が安くなっている。2023年1月は、燃料調整費の単価が高いので価格に影響している。
- 燃料調整費の単価が一年前と比べると、10倍になっている
このことから言えるように、
燃料調整費の単価が高騰したことにより、2023年1月分の電気料金が太陽光発電をしたとしても高くなったといえます。
ちなみに、2023年2月分の燃料調整費の単価は5.15円となっていますが、世界情勢の影響を受けやすい「燃料調整費」は上限の撤廃をした電力会社も多く、すぐに安くなる見込みは少ないと考えられます。
ここも注目してください
金額的に極端に安いという印象を受けないかもしれませんが、平屋の57.7坪を暖めるには断熱のない家だと、各部屋にエアコンやファンヒーター、こたつが必要になってきます。しかし私たちはエアコン2台だけで部屋全体の温度ムラを無くし、暖めています。私たちは、節電をしながらも「がまんしなくていい」暮らしで、快適にすごせています。
それは、私たちが手掛けている家に秘密があります。
外の空気の温度は壁や窓を通して家の中に伝わってきます。断熱性能が十分ではない家は、外気温の影響をうけやすく冬寒く、夏暑い住宅です。そこで、外壁と内壁の間に断熱材を入れ、気密シートを貼ることにより気密性を高め、断熱性の高い窓を採用して断熱性能を高めている高断熱な住宅づくりを提案しています。そうすることにより、家全体を暖めることが出来、エアコンも少ない台数でまかなうことができるので、光熱費をおさえることができます。
「住宅ローン」と「光熱費」は毎月支払うもので光熱費に関しては、ローンの返済が終わったとしても、ずっと支払わなければならないものです。家づくりを検討されている方は、光熱費の負担が少ない家づくりを考えてみてください。
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