数値で見える確かな性能。

1年中快適な暮らしができる家づくりを目指す私たちがたどり着いたのは、数値で性能を客観的に判断できる高性能住宅をつくること。ただ単に高性能と謳うだけではなく、重要な「断熱性」「気密性」「耐震性」の3項目の性能を数値で明らかにしています。高気密高断熱な住宅をつくるポイントは、工法・断熱材の性能・施工技術などが挙げられ、特に一定以上の気密性能を出すためには、作り手の意識や腕の良さが必要だといわれています。川西工務店では、高気密の施工ポイントを知る大工や職人が丁寧に作業を行い、毎回気密測定を行います。いくら設計上すぐれた性能を示していても、施工が粗末だと本来の性能は発揮できません。私たちは施工力のあるチームワークで高気密高断熱の住まいを生み出します。

断熱性能

断熱性能はUA値(外皮平均熱貫流率)という数値で表されます。これは住宅の室内から、天井・壁や床、窓などを通じてどれくらい熱が逃げてしまうのかを示した数値で、数値が小さいほど省エネ性能が高い住宅です。断熱性能を表す指標として断熱性能等級がありますが、最高等級7にも対応することが可能です。

断熱性能

気密性能

建物の床面積1㎡あたりに存在する、すき間の面積を表しているのがC値です。C値が小さいほど、隙間が少ない高気密な住まいといえます。隙間から外気が侵入しずらいので、断熱性能がしっかりと発揮され快適な室内環境をキープ。壁内の結露やカビの発生がなくなり家も長持ちします。

気密性能

壁と床の性能で、
体感が劇的に変わる。

冬にエアコンの温度を上げているのに、何だか寒い…という経験はありませんか?これは建物の断熱性能が低く、室内の温度が低くなっているのが原因です。人の体が感じる温度に大きく関係するのは壁や床からの輻射熱で、いわゆる体感温度は室温と天井・壁や床などの表面温度の平均で示されます。下の図のように、断熱性能がいい家の場合、室温が20度、壁などの表面温度が18度なら体感温度は19度。しかし、断熱性能が低く壁などの表面温度が10度以下になると、同じ室温20度でも体感温度は15度に下がってしまいます。外気温の影響を受けにくい高性能の住宅は、室内の温度を一定に保つことができ、部屋の隅々までエアコンを効かせることができます。その結果、室内の温度ムラが解消され、廊下やお風呂が寒くない、スリッパを履かなくても大丈夫、布団が少なくて済む、早朝の台所仕事が楽、光熱費が安くなる…など、身体にも家計にもやさしいメリットがたくさんあります。

壁と床の性能で、体感が劇的に変わる。

付加断熱が標準仕様です。

付加断熱とは、柱間に設置された断熱材(=内断熱)と、外側に施工する断熱材(=外断熱)の両方を組み合わせた工法で、木造住宅においては高い断熱性能を確保できます。標準的な住宅では採用されないことがほとんどですが、川西工務店では、充填断熱したうえで外張り断熱もする付加断熱を標準仕様にしています。柱などの構造体の外側にパネルを張り付け、家を丸ごと断熱材で覆うため、高い気密性と断熱性を確保でき、夏の暑さや冬の寒さが大きく軽減。外部の熱気・冷気を家の中に伝えないだけではなく、室内の空調効率が向上するので、省エネの観点からもすぐれているといえます。

付加断熱が標準仕様です。

❶付加断熱材EPSボード

❷グラスウール断熱材

❸耐震面材ダイライト

❹調湿気密シート

❺透湿防水シート(排水機能付)

❻グラスファイバーメッシュF

❼ベースコート

❽プライマー

❾漆喰壁

高性能樹脂窓を採用。

温熱環境の良い家をつくるには、断熱材をしっかりと施すことが大切ですが、窓の断熱性能を高めることも必要です。暖気と冷気の出入りの大半は窓からといわれていて、快適な室内環境をつくるためには窓選びは非常に重要なのです。高性能住宅を設計する上で窓は、日射取得と遮蔽性、開口部の大きさ、これらのバランスをとって決めていきます。日射熱を取り入れたいのか、採光なのか、通風なのかなど窓の目的を明確にし、それに応じた機能を選びます。川西工務店では、カビ・ダニの原因になる結露を抑制する高性能樹脂窓を採用し、ガラスはペアガラスかトリプルガラスの2種類から選ぶことができます。1年中快適な住宅に欠かせないポイントを押さえるなら高性能樹脂窓の採用は外せません。

気密測定を全棟で実施。

住まいには見えないすき間がさまざまな箇所に存在し、すき間が多いといくら暖房や冷房を稼動しても漏れてしまい、快適な室内環境を保つことはできません。暮らし心地を高めるために、住まいの気密性はとても重要とされ、私たちは全棟において気密測定をしています。建物のすき間は専用の装置を使い計測し、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性にすぐれていることを示します。一般的にC値=1.0㎠/㎡を切れば気密性が良い住宅とされており、川西工務店ではC値 0.3㎠/㎡を平均基準としています。気密測定は責任ある立場で評価する第三者測定会社が行い、性能報告書としてお客さまにお渡ししています。

熱交換換気システムを採用。

気密性の高い空間には換気が必要ですが、その換気を一般的な換気口や窓から行うと熱のロスがとても大きく、快適性が奪われて冷暖房をたくさん稼動しなければいけません。第一種換気の熱交換システムは、熱交換によって外気を室内の温度に近づけてから内部に取り入れるので、熱を捨てずに新鮮な空気を取り込むことができ、汚れた空気だけを排気することができます。そのため室内の温度ムラが起こらず快適なので冷暖房の稼働が少なくなり、省エネで光熱費のコストも抑えることができます。また、給気側に搭載した微小粒子用フィルターで外気の汚れた空気が室内へ侵入するのを防ぎ、フィルターで捕まえたアレル物質やウイルスの活動を抑制できるので、アレルギーや健康に気を使う人にもおすすめです。

川西工務店ではすべての住宅で、
許容応力計算による耐震等級3を標準仕様としています。

木造住宅の耐震性は、耐震等級1から3で表すことができます。耐震等級1は、建築基準法で定められた「住む人の命を守る」基準となり、大地震が発生した時に人が建物から外へ避難する時間は倒壊しないことが目安になっています。倒壊してしまった家は、もう住めないだけでなく、いったん更地にするには解体費用もかかります。一方、耐震等級3は耐震性能が一番高く、消防署や警察署など防災の拠点となる建物の耐震性に匹敵します。大地震が繰り返し起こっても住み続けることができ、住む人の財産と暮らしを守る基準といえます。川西工務店ではすべての住宅で、許容応力計算による耐震等級3を標準仕様としています。耐震等級を1から3にあげる本質、それは大切な命と財産を守ること。私たちがつくるのは、「命は守るけど、もう住めない家」ではなく、「命も財産も守り、また住み続けることができる家」です。

川西工務店ではすべての住宅で、許容応力計算による耐震等級3を標準仕様としています。

長期優良住宅で
賢く節税を。

長期優良住宅とは国が定める基準を満たした良質な住宅です。長期間住み続けることを前提に建てられているため、住宅を建てた世代だけでなく次世代にも継承して住み続けることが可能です。長期優良住宅を建てることで、様々な税制の控除・減税、住宅ローンの金利優遇などのメリットがあります。

・登録免許税が減税

・固定資産税の減税期間が延長

・地震保険料が減額

・不動産取得税が減税

・投資型減税の対象

・補助金の対象