• 2023.10.06 update

    開閉できない窓、FIXって何がいいですか?

    #新築 #デザイン #役に立つはなし #気密 

    窓には2種類あり「開閉できる窓」と「開閉できない窓」があります。

    開閉できない窓ののことを「FIX窓」といいます。

    窓の役割って開閉できるのが前提でつけるのではと思っている方もいると思いますが、そうではない理由を施工例を元に説明していきます。

    玄関正面のFIX窓

    このFIX窓は玄関ドアを開けた正面の窓になります。来客が最初に目にする風景です。

    お庭を見せるというのが目的のため、FIX窓を採用しました。

    暗くなりがちな玄関を明るくしてくれます。

    ミラーの上についているFIX窓

    こちらは随分上部に横長の大きなFIX窓がついています。

    開口するためには、椅子を準備し、カウンターの上に上がって開口しなければなりません。閉じる場合も同じ動作をします。出入りする機会が多いと、その動作が面倒に感じるかたはFIX窓がおすすめです。この洗面という場所には明るさを希望される方が多く、開口できなくても明るさだけ取り入れたい要望が多いため、洗面室はFIX窓を採用される方が増えてきました。

    赤い線で囲っているのがFIX窓

    こちらの掃き出し窓の左右を比較し、ガラスを囲っているフレーム部分を見て下さい。

    お庭とつながるダイニング

    左の開口できる窓は、フレームが幅広になっています。

    右の開口できない窓は、フレームが細くとてもすっきりして、お庭がより身近に感じられます。

    リビングの床と外のウッドデッキをできるだけフラットにし、できるだけすっきりした窓を希望されましたが、出入りはしたいので半分だけFIX窓を採用しました。

    このように、明るさや見た目のデザイン、室内外のつながりなど様々な理由でFIX窓を採用しています。

    そのほかのメリットしては、開閉できない窓の方が網戸も必要ないのでコストを落とすことが出来ます。開閉できないので、気密性もあがります。掃除は2階建ての場合、室内から窓の掃除が出来ませんが、弊社で平屋が多いため、脚立を使用すれば、そとから掃除はできます。FIX窓だと開閉できないので、溝掃除をしないのは楽ちんですね。もちろん開かないので防犯的にもおすすめです。

    窓というのは家の性能自体にも大きく影響するので、場所や大きさなど様々な課題があります。計算上入れることのできない場合もありますので、早めに検討していくことをおすすめします。

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