• 2020.11.05 update

    間取りは家事動線以外にも色々考えることがあります

    #K HOUSE #新築 #役に立つはなし 

    お客様にどんなお家にしたいですか?

    という質問に対し「家事動線のいい家」という言葉をよく耳にします。

    動線のいい家は確かに大切です。私自身もそう思います。

    でも、家事動線はあくまでも「奥様(メインでされているかた)」からの目線です。

    家事動線とは別にある動線として、

    ・通勤・通学するために朝の身支度動線

    ・トイレ・浴室などの水回りの動線

    ・来客時の動線

    など、新築をするうえでは、様々な動線があり総合的に考えなければなりません。

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    家事動線でよく言われるのは、買い物したものをそのまま玄関からキッチン(パントリーがあればなおよい)まで持ち込み、冷蔵庫にしまうという動線です。

    なおかつ、キッチンから洗面室が近いと、手を洗う動線、洗濯などの動線も短くなり、効率が良くなります。

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    弊社施工例より。

    まさに理想の家事動線です。

    玄関→収納庫(すぐ横にはキッチン)→手洗コーナー

     

    次に、水回りとは風呂・洗面室、トイレの事をいいます。

    トイレでいうと、LDKに近い方がいいのか、寝室に近い方がいいかで悩みます。

    日常ではLDKに近い方が便利ですが、夜寝ておきてトイレに行くことを想定したときには寝室に近い方が便利です。

    若いうちは大丈夫と思いますが、老後のことも考えた時には寝室近くが便利です。

    あと、来客の事を考えればLDKに近い方がいいと思いますが、来客は毎日来るわけではないので、やはり家族が使いやすい場所がいいかと思います。

    ですがこういうった意見もあります。

    お子様が小さいときに一人でトイレに行くのが怖くて毎回どちらかの親がつきそうというので、LDKに近い方がいいという意見もありました。

     

     

    そして洗面室でいうと、朝の身支度で顔を洗う、歯を磨く、髭を整える。化粧をするという動線があります。

    朝は時間に余裕がなく、混雑するので、敷地に余裕があれば洗面室は広くとれるといいかもしれません。

    将来的にお子様が男の子か女の子かで、洗面室を使う頻度が違ってくるので、女の子が多いお家は洗面室を広くとる傾向があるように思われます。

    あと、来客時に特にお子様連れだとおむつ替えをして手を洗ったり、子供の手が汚れて手を洗ったり・・

    洗面室を利用することが多いと思います。

    その際に、洗面室に通すようになりますが、洗面室は洗濯されていない衣類・パジャマがあったり、最近では洗面室に家族の衣類収納があったりとあまり見られたくない部屋といってもいいかもしれません。

    それを解決するため最近では、洗面室とは別にLDKに洗面コーナーを設けることが多くなりました。

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    弊社施工例より。

    こういうふうにLDKに手洗いがあると上記の問題は解決します。

    ただ、洗面室とは別に洗面コーナーがあるので、予算が余分にかかってはしまいますが、日々の生活を快適に過ごすにはあったほうが便利だと思います。

    このように動線にも家事動線以外にいろいろなあることがわかって頂けたと思います。

    全てを解決するにはなかなか難しいですが、何が重要なのかを取捨選択していくには新築を計画していく上では大切です。

    そして何より、動線がよくなれば時短につながり、家事へのストレスも軽減され、家族で過ごす時間が増えるというのが最大の魅力だと思います。

     

     

     

     

     

     

     

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