• 完成内覧会で注意してみてもらいたいポイント

    2022.01.30 update

    完成内覧会で注意してみてもらいたいポイント

    #新築 #役に立つはなし 

    来月弊社では、内覧会を予定しています。

    なんだか新しい家にきてワクワクしますよね。 そして、実際に住まう建物を見学できるのでとてもイメージしやすくはなりますが、雰囲気にごまされることなく、しっかりとご見学頂きたい項目ががいくつかありますので、参考にしてもらえたらと思います。

    • 見学会の前には会社の事を下調べしておく
    • 五感を使った体感を感じ取ってもらいたい
    • コンセプトストーリーや、設計の意図などを聞く
    • 小さい工務店さんであれば、社長さんが接客してくれることも多いので、人柄や相性をみる
    • 断熱性能・耐震性能を確認する
    • 全体の予算を聞く。土地を購入するのであれば、トータル予算で考えなければならないからです。

    まず、見学会の前に下調べをおすすめしています。

    内覧会の時間というのは概ね1時間が多いように思われます。長いようですが、あっという間に終わってしまいます。事前準備があると、こういう会社で、こういう性能で、こういう材料を使って、など大まかな会社の情報を把握しておくことが出来、説明の手間も省けるのでスムーズにいきます。当日は出来るだけ、実物件に関するお話をしてもらいたいので、下調べをおすすめしています。

    次に、五感を使った体感をしてもらいたいです。やはり、写真や動画を見てもあくまでも想像の範囲になるので、体感で感じ取ってもらいたいです。

    木の家は、木の匂いがします。木の暖かさを感じます。ビニールシートや新建材を使った家とは見た目も違いますが、匂いが違います。床材はオークの無垢材なので、足触りがきもちいいです。特に日差しが当たる場所は心地よさを感じます。

    漆喰は、 左官さんがひとつひとつ丁寧に施工してくれています。 照明の当たり方や、天気、時間帯で表情がちがいます。

    高性能樹脂窓で外部の音が軽減されます。もちろん、室内の音や声も外にきこえにくいので、大きな音や声も気にならなくなり、子供たちが自由に室内でも遊べます。

    もちろん、間取りや部屋の大きさ、収納や設備機器、照明計画など、見た目も大事ですので、そのあたりもしっかりご確認下さい。

    この体感は、現場でしかできないので、ぜひ細かいところまで感じ取ってもらえたらと思います。

    次に、このお家が出来るまでのストーリー的なものや設計の意図を聞くこともおすすめしています。

    しっかりと施主様と打合せを重ねていますと、施主様の言葉も自分事のように関わっているので、しっかりとお答えすることができると思います。 本でいうとあらすじのようなものです。 登場人物やストーリーを聞いていると、話がすっと入ってくるのと同じで、この間取りになった意味や収納こだわりなど、図面だけではわからないものが見えてきます。家のデザインも、性能面、地域の景観やプライバシーの観点など何を重視したかなど、様々あるので意図を聞くことをおすすめしています。

    次は、小さい工務店であれば社長さんが対応することも多いので、人柄や相性をみる

    注文住宅というのは、規格住宅と違い色々な細かい打ち合わせも多く、回数も比較的多くなります。最近で弊社では、LINEグループを作り、図面を添付し、事前に色々考えてもらってから、打合せというようなやり方で、直接会う回数を減らしながらも、色々相談しやすくできるように心がけています。相談しにくいというのでは、せっかくの家づくりも楽しめないので、相性はとても重要かと思います。

    次は断熱性能や耐震性能のチェックです

    特に この寒い冬にどのくらい暖かいかを感じてもらえるのも、きちんとした高性能住宅ならではだと思います。エアコンの台数が少ないほど、きちんと施工した高性能住宅です。 弊社はLDKをエアコン1台でまかなえるような住宅になっています。 性能がいいといってもよくわからないので、外気温がこのくらいで、室内はこのくらいの温度などいうふうに説明させてもらいます。各部屋や廊下、トイレなども大きな温度差がないので、部屋の移動が楽になります。

    エアコンの台数が少ないと、将来買い替えするエアコンの台数が少なくて済み、フィルターを掃除する時間も軽減され、光熱費も抑えることができます。よくお伝えするのですが、光熱費も住宅ローンと同じく毎月の支払いがあるので、総額で考えると光熱費を安く抑えられるのはいいですね。

    もっと細かく言えば、気密検査の数値も聞ければいいかと思います。計算上とか、モデルハウスではということでなく、見学に行ったお家の数値をご確認頂ければ性能面はわかりやすいかと思います。香川県でも計測していない会社は多いように思います。

    車の燃費と一緒で、この数値が小さいほど高性能住宅にはなるのですが、ある程度の数値までいくと、体感的にわかりにくい方も多いと思います。どこまで予算を出してこだわるかという全体の予算バランスに関係してくるので、性能面を重視したいのであれば、聞いておくほうがわかりやすいですね。

    そして、総合的に色々確認した上で、全体の予算を確認してもらえたらと思います。総金額だけで判断するのではなく、どこまで入った予算か、どのような仕様なのか、どのような性能なのかは会社によって様々ですので、総金額だけで安易に高いとも言い切れません。

    色々注意すべきポイントはありますが、

    最後にはやっぱり、自分がこのお家の施主になったと想定して、住んでみたいな。こんな家を建てたい!という思いや直観も大事にはなってくると思います。

    「川西工務店さんで建てるお家は素敵」「こんなお家を建ててもらいたい」というお客様に出会えることを信じ、内覧会でお会いできればと思っています。

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