• 2026.05.26 update

    5月、高気密高断熱住宅でも中途半端な気温になるのはなぜ?

    #K HOUSE #新築 #役に立つはなし #断熱 #構造 #気密 

    冬の快適さが注目されやすい高気密高断熱住宅ですが、実は5月のような“季節の変わり目”に、少し独特な体感になることがあります。
    「寒くはない。でもなんとなく暑い」
    「エアコンをつけるほどではないけど、少しこもる」
    そんな感覚です。

    自邸の朝の温湿度も23~25度程度、湿度50~60%(外気温21.5度。湿度75%)といった感じです。

    今回は、5月の高性能住宅で起こりやすい“中途半端な体感”について、暮らし目線でまとめてみました。

    ① 外の熱をため込みやすい

    高気密高断熱住宅は、

    • 外の暑さ・寒さを入りにくくする
    • 一度室内に入った熱を逃しにくい

    という特徴があります。

    5月は昼の日射が意外と強く、

    • 南窓からの日差し
    • 家電や調理の熱
    • 人の体温

    などで室温が上がると、その熱が室内に残りやすいのです。

    ② 朝晩との気温差が大きい

    5月は例年通りですと、

    • 朝15℃前後
    • 昼25℃以上

    のように差が大きい時期です。

    断熱性能が高い家は外気変化がゆっくり伝わるため、

    • 朝は少しひんやり
    • 昼はじんわり暑い
    • 夜になっても熱が残る

    という「どっちつかず」の感覚になりやすいです。

    ③ 冷房をつけると寒く感じることも

    5月は、

    • 暖房肌寒い
    • でも少し蒸す・暑い

    という季節。

    高性能住宅は冬の快適性が強い反面、この中間期は
    「少し暑いけどエアコンつけるほど?」
    という状態が起こりやすいです。

    ⑤ 換気だけでは追いつかないこともある

    24時間換気は空気を入れ替えますが、
    5月の「こもった熱」を積極的に逃がすほどではありません。

    そのため、外気温を見ながら

    • 朝の窓開け
    • 夜の通風
    • 再熱除湿(エアコン)

    をうまく使うと快適になります。

    快適性を大きく左右する要素は「日射のコントロール」

    高気密高断熱住宅は、実は「断熱」だけでなく、
    日射コントロールがかなり重要です。

    例えば、

    • 軒が浅い
    • 外付けスクリーンなし
    • 大開口窓
    • 西日対策不足

    だと、5月の日差しでも室温が上がります。

    逆に、

    • 外付けロールスクリーン
    • 深い軒やひさし
    • 植栽を植えてひざしを遮る
    • ブラインド

    などがあると、かなり快適になります。

    このように、住宅の設計や外構の工夫次第で、日射遮蔽の差がかなり出ることになります。
    これらを対策することで、中間期でも快適な生活が送れるようになります。

    室内に差し込む太陽光をどのように遮る(遮蔽する)かが住み心地の差となって現れます。

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