• 2022.06.08 update

    樋の役割

    #新築 #役に立つはなし #素材 

    外部工事は、屋根の樋(とい)をつける工事をしていました。

    樋の役目は、屋根から落ちる雨水をまとめて下に通し、地上まで流す装置のことをいいます。ちなみに樋と一言でいっても「軒樋」「竪樋」「集水器」という主なパーツで構成されていてそれぞれに役目があるのです。

    横に長く、軒の側面に沿って取り付けているものを「軒樋」といい、屋根の上から流れ落ちてくる雨水を最初に受け止める役割があります。そして、軒樋が受け止めた雨水は、集水器と呼ばれるパーツに集まり、縦樋に流れていきます。

    現在施工中の現場です。

    まだ軒樋だけですが、雨も少量ではありますが、今回の屋根のデザインが「寄棟」ということもあり、軒下がほとんど濡れていませんでした。実際に住んでからも少しの雨なら、窓をあけといても大丈夫だなと実感しました。

    ちなみに図のように寄棟屋根とは4方向に傾斜がある屋根のことで、4方に軒が出て雨樋も4方向に付けられるので、雨仕舞いに優れていると言われています。壁に雨がかかりにくく、雨が4方向に分散されるのも特徴です。

    よくある屋根の形で、切妻屋根は2面に樋がつきます。

    屋根の形状によって樋のつける位置もちがってきます。

    ちなみに、採用しているものは弊社の標準仕様で、ガルバリウム鋼板の樋で耐久的にみても、デザイン的にもスタイリッシュでとても素敵です。

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